不動産の購入には多額の資金が必要なので、住宅ローンを利用する方がほとんどですね。
その際、頭金がなしでも住宅ローンは組めるのでしょうか。
今回は、頭金がなしで住宅ローンを組むことにフォーカスします。
頭金がなしのメリットやリスクについて深掘りするので、ぜひ、今後の参考にしてみてください。
頭金がなしでも住宅ローンは組める?メリットもチェック
結論からいうと、頭金がなしでも住宅ローンを組むことは可能です。
以前は購入代金の8割程度しか借りられなかったため、頭金を入れるのが一般的でした。
ですが、ネットバンキングが登場し競合が増えてきた背景があり、フルローンのサービスを始める銀行も出てきたのです。
では、頭金がなしで住宅ローンを利用するメリットは何でしょうか。
目当ての不動産を逃さずにすむ
不動産の購入には、条件の良い立地や好みのデザインの分譲住宅をみつけた場合など、タイミングが重要な場面があります。
頭金がなしで住宅ローンを組めれば、タイミングを逃さずに、すぐに行動に移すことが可能です。
不動産を早めに入手できる
自己資金を貯金する期間を要せずに、不動産の購入に踏み切れます。
その期間の家賃などの支払いを考えると、大きなメリットになるといえるでしょう。
早めにローンの返済を始めたほうが、月々の返済額も抑えられます。
現金を手元に残せる
病気や教育資金、リストラなどの急な出費に備えられます。
住宅ローン控除を満額活用できる
住宅ローンで借りる金額が大きくなるほど、住宅ローン控除で受けられる恩恵も大きくなり、限度額である年間40万円が控除される可能性もあります。
頭金がなしで住宅ローンを利用するときのリスクとは?
一方で、頭金がなしで住宅ローンを利用すると、リスクもあるので注意が必要です。
どのようなリスクがあるのか、下記でみていきましょう。
ローン期間が長くなる
返済額とのバランスによっては、ローン期間が長くなることも考えられます。
定年退職の時期などを考慮した計画的な返済計画が大切です。
トータルの返済金額が多くなる
頭金がなしでフルローンを借りると利息も大きくなり、トータルの返済金額は、頭金を入金したローンより多くなります。
ローンの審査を通過しにくい
多額の資金を貸すことは、金融機関にとってもリスクが高くなるということです。
そのため、ローンの審査に通過しにくくなるデメリットもあります。