不動産の購入後、金利の上昇などが原因で、住宅ローンの金額が大きな負担になってしまうケースもみられます。
今回は、このようなケースにおける対策の一つである住宅ローンの借り換えにフォーカスしますよ。
借り換えの概要やメリット・注意点について深掘りするので、これからマイホームの購入を検討している方は、今後の参考にしてみてくださいね。
住宅ローンの借り換えとは?概要やメリットをチェック
まずは、住宅ローンの借り換えの概要についてみていきましょう。
住宅ローンの借り換えとは、名前のとおり、お金を借りる金融機関を乗り換えることです。
現在は低金利時代といわれており、利子で預金は増やせませんが、住宅ローンにおいては有利に働きます。
そのため、借り換えにおいても、負担が減るケースが多いのです。
流れとしては、下記のように進めます。
●新たな金融機関の選択→仮審査→本審査→ローンの一括返済→借り換えの実行
また、気になる住宅ローン控除についてですが、借り換え後も引き継いで利用することが可能です。
ただし、借り換えた住宅ローンの返済期間が10年以上あることが条件ですよ。
メリットは、下記の4つです。
トータルの返済額や期間を減らせる
今よりも金利の低いローンを組めれば、トータルの返済額や期間を減らすことが可能です。
団体生命信用保険の補償内容を変えられる
本来であれば、補償内容を変えることはできませんが、借り換えのタイミングならより手厚い補償内容の団信に変えられます。
一緒にリフォームローンも組める
リフォームローンを単独で借りると2%以上の高金利ですが、併せて借りると、低い金利でリフォーム用の資金も一緒に用意できます。
長期固定金利に変更できる
将来の金利の上昇が心配な場合は、低金利の間に長期固定金利に変更できるメリットもあります。
住宅ローンの借り換えにはメリット以外に注意点もある?
住宅ローンの借り換えには、メリット以外に注意点もあります。
借り換えにおける注意点は、以下の3つです。
費用がかかる
まず、繰り上げ返済に数万円の手数料がかかります。
ほかにローンにかかる保証料や事務手数料のほか、登記関係の抵当権の抹消や設定費用、司法書士への報酬なども必要です。
再度ローン審査がある
最初のローンと同様に審査があるため、必ずしも目的の住宅ローンを利用できるとは限りません。
手続きに手間や時間がかかる
新規ローンと同様に手続きにも書類の準備などの手間や時間がかかります。