将来設計をする上でマイホームはいつかは手にしたいと考えている方は多いと思います。
なかには20代でマイホームを購入しようと計画している方もいるのではないでしょうか。
今回はマイホームの購入を考えている方に向けて、20代でマイホームを購入するメリットとデメリットについて解説していきます。
20代でマイホームを購入するメリットは?
住宅ローンを利用してマイホームを購入した人の年代を調べると、30~40代の割合が8割以上となり、20代で購入した人はわずか1割ほどでした。
一生の買い物と言われるマイホーム購入に憧れはあるものの、なかなか20代では踏み切れない方が多いようです。
頭金や諸費用などでまとまった金額が必要になることも20代の購入率が少ない理由と言えるでしょう。
しかし、20代のうちにマイホームを購入することで将来的にとても大きなメリットがあることも事実です。
まず、1番のメリットは住宅ローンを若い内に完済できることです。
20代でローンを組めば、30代・40代に比べて完済する年齢も当然若くなります。
早くに不動産という資産を得られることは、老後に向けて大きな安心材料となるでしょう。
また、早くから住宅ローンを組むことで定年を迎える前に完済できる人もいるでしょう。
住宅ローン完済後に老後資金をしっかり貯める期間があるというのも20代でマイホームを購入する大きなメリットと言えます。
20代でマイホームを購入するデメリットは?
反対に20代でマイホームを購入するデメリットは、住宅ローンの借入額が低くなる可能性があることです。
借入額が低いと、希望していた物件を購入できないこともあるでしょう。
また、借入額以上に大きなデメリットと言えるのが、20代は人生における不確定要素が多いことです。
ようやく中堅の仲間入りを果たした20代中盤頃は転勤を命じられたり、はたまた転職をしたりと、仕事に関する大きな変化が多い年代でもあります。
マイホームを購入すると賃貸のように簡単に引越しができないため、泣く泣く単身赴任することになったり、転職の際に選べる勤務地が限られたりといったデメリットが考えられます。
また、家族構成が変わる可能性も高いでしょう。
当初子どもは1人のつもりで家を購入したとしても、その後の心境の変化などで2人、3人と子どもが増えることもあるでしょう。
喜ばしいことではありますが、部屋数が足りないといった悩みを抱えることになるかもしれません。
反対に離婚といった要素も考えられます。
こうしたライフスタイルの変化に対応できるよう、20代でマイホームを購入する際は住み替えを視野に入れた物件探しをすることをおすすめします。
売却がしやすいエリアや間取りを選ぶと良いでしょう。
売却がスムーズに進めば、新しいライフスタイルに合ったマイホームへの住み替えが可能になります。