農地を放置しておくと雑草や虫などが繁殖し土地の価値も下がってしまいます。
再利用できない、といった事態を避けるためにも、早めの対処が必要です。
しかし、農地を売りたくても対象が限定されてしまうため、簡単には売れないでしょう。
農地転用ができれば、売りやすくなり活用法に幅が出てきます。
土地を売るか、活用するかを決める際には、メリットとデメリットを把握し、自分の持っている土地に適した方法を選択しましょう。
土地活用と売却はどっちがおすすめ?農地の場合のメリットとデメリット
土地を売るメリットは、すぐに現金化できることや維持管理費がかからない、また固定資産税などの支払いをしなくてすむ、といった点があります。
売却をして現金化すれば、相続する場合に分けやすい点もメリットです。
しかし農地の場合、建物を建てるのが難しいこともあり、すぐに売却できるとは限りません。
農地法により、農業をしている人にしか売れない点もデメリットです。
農地は農地としての活用が適しているでしょう。
農地としての活用方法は、体験農園などで観光スポットにしたり、業者と契約して農園を運営したりするといった土地活用の方法があります。
農地の場合のメリット・デメリットとはどういったものか両方を比較し、どっちが良いかを検討しましょう。
土地活用と売却はどっちが良い?農地売却の注意点
土地活用はメリットもありますが、手間がかかることも多いものです。
しかし農地の売却には気をつける点があります。
注意点の一つは、農地は地域の農業委員会に許可を受けた人や、農業をしている人にしか売れないことです。
売れる対象が限定されるため、安値でしか売れない可能性があります。
そこでおすすめなのが、農地転用です。
農地転用とは、農地ではなく通常の土地に変更することです。
ただしすべての農地が転用できるわけではなく、審査が必要であることが注意点としてあげられます。
農地転用ができるのは、第二種農地と第三農地のみです。
農地転用ができれば通常と同じ条件で売却が可能になり、対象も幅広くなるため売値もアップするでしょう。
さらに、農地転用ができれば、アパートやマンション経営、駐車場経営、トランクルーム経営など、土地活用法も広がります。
農地転用をして活用する、売る、どっちが良いか検討してみると良いでしょう。