大阪府堺市は海外交易の拠点として栄えた歴史を持つ南大阪の中核的都市です。
堺市にお住まいを考える人のなかには、地域の歴史を感じられる伝統工芸品や名産品が気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は大阪府堺市にある堺伝統産業会館の魅力をご紹介します。
大阪府堺市にある堺伝統産業会館の概要をチェック!
堺市にある堺伝統産業会館は、3つ並んだ三角屋根と包丁のマークが目印の建物で、堺市の伝統産業や名産品の魅力を伝える施設です。
交易の拠点として栄えた堺市には職人によるさまざまな伝統産業が根付いており、なかでも刃物は全国的に有名です。
堺の刃物産業のルーツは16世紀、ポルトガルからのタバコの伝来までさかのぼります。
国内で生産されたタバコの葉を刻むため「タバコ包丁」の必要性が高まり、当時、輸入品よりも切れ味のいい包丁として堺の刃物は名を馳せました。
堺伝統産業会館では堺市の代表的な伝統産業である刃物に加え、日本で最初に製造されたといわれる線香、注染技法で作られた和ざらし・浴衣・緞通の敷物、昆布加工業や自転車産業の展示があります。
各業界の逸品や匠の技に触れられるので、堺市の魅力をより深く知りたい人におすすめです。
入館無料で気軽に立ち寄れるので、子どもと一緒に伝統産業を親しむスポットとしても楽しめるでしょう。
大阪府堺市にある堺伝統産業会館の楽しみ方は?
それでは堺伝統産業会館の楽しみ方を見ていきましょう。
施設のなかに入ると、1階には堺市のさまざまな伝統工芸品や名産品が一堂に並んでおり、気に入ったものを購入できます。
1階にある「匠の広場」のコーナーでは、各産業の伝統工芸品や名産品の体験、学習ができるので、親子でも楽しめるでしょう。
2階には「堺刃物ミュージアム」があり、ずらりと並んだ刃物種類見本が展示されているほか、刃物を作る工程の展示も見られます。
堺伝統産業会館では、包丁研ぎ直しの実演やお香づくり体験など、各種職人による実演や体験イベントも定期的に開催されています。
職人のものづくりを実際に近くで見られたり、自分で体験できたりするのはうれしいですね。
感染症対策で現在開催を見合わせているイベントもあるので、出かける際には事前にホームページでイベントの予定を確認してください。
堺のゆかりの各産業の魅力が詰まった施設なので、堺市周辺にお住まいを考える人は、一度立ち寄ってみると堺市の魅力を再発見できるかもしれません。
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