現在、任意売却を検討している方は「アンダーローン」という言葉の意味をご存じでしょうか。
これは、住宅ローンを滞納してしまっている方なら、知っておくべき知識の1つです。
そこで今回は、任意売却を検討している方に向けて、家の任意売却と関係するアンダーローンの意味と、アンダーローンではない場合の対処法をご紹介します。
家の任意売却と関係する「アンダーローン」の意味とは？
アンダーローンとは、家の売却価格が住宅ローンの残債を上回る状態のことです。
この状態なら、任意売却をしなくても普通に家を売却して住宅ローンを返済できます。
ただし、一般的に家の売却には、少なくとも4～5か月程度かかると言われているので注意が必要です。
今後の生活を安定させるためにも、住宅ローンの返済が計画どおりに進まなくなった時点で売却することをおすすめします。
また、アンダーローンとは反対の「オーバーローン」という言葉があります。
オーバーローンは、住宅ローンの残債が家の売却価格を上回ってしまうことです。
この状態になってしまうと、普通に売却することは難しくなるでしょう。
アンダーローンなのかオーバーローンなのかによって、今後行動するべき対処法は異なります。
まず、自分が現在どのような状況なのか、住宅ローンの残債を確かめることから始めてください。
家を任意売却したいけれどアンダーローンでない場合の対処法
オーバーローンであっても、任意売却をすることは可能です。
競売よりも売却価格が高く、プライバシーを守りやすい任意売却は、オーバーローンである場合メリットは多いでしょう。
ただし、手続きを進めるには、債権者の同意を得る必要があります。
任意売却ができる期間が過ぎてしまった、債権者からの連絡を無視し続けているなどの場合は、拒否されてしまうこともあるので注意しましょう。
スムーズに売却するためにも、早めの相談をおすすめします。
また、オーバーローンである場合の対処法として、新居への住み替えがあげられます。
新居へ住み替える場合は、現在住んでいる家の住宅ローンの残債と、新居を購入する際に利用する住宅ローンを合算した「住み替えローン」を利用することが可能です。
ただし、返済を滞納している、収入と借り入れ額が見合わないなどの理由で融資を受けることが難しい場合もあります。
オーバーローンである場合の対処法として、新居への住み替えを検討するなら、まずは銀行に相談してみましょう。
まとめ
アンダーローンとは、家の売却価格が住宅ローンの残債を上回っていることです。
この状況であれば、普通に家を売却できます。
ただし、オーバーローンである場合には、債権者への相談が必須になるので注意しましょう。
今後、家の任意売却を検討している方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
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