「実家を相続したが、空き家となるため管理をどうして良いかわからない」といった悩みを抱えている方は少なくありません。
空き家は適切に管理しなければ、さまざまなリスクも出てきます。
そこで今回は相続した空き家の管理方法や管理をせずに放置した場合のデメリットをご紹介するとともに、空き家にしないための解決策もご紹介します。
相続した空き家を管理する方法とは?
空き家の管理をするには、次の3つのポイントを抑えておくことが大事です。
換気
まず空き家で一番に心がけたいのが定期的な「換気」です。
家が傷む一番の原因は湿気による腐敗です。
定期的に換気をして空気を入れ替えることで、空き家の中にこもった湿気を外に出すことができます。
通水
通水とは、排水口がある部分へ水を流すことです。
排水口の下部には下水の臭いが逆流して充満するのを防ぐための「封水」が溜まっていますが、水道を使用していないと封水が乾燥し、悪臭が漂ってしまいます。
それを防ぐために、水道を止めてある場合はペットボトルなどに水を入れて持参し、排水口の部分へ流して通水しましょう。
掃除
空き家内部はもちろん、外の庭部分の掃除も大事です。
草が生えている場合は草刈りをし、動物や小鳥の糞が落ちていればそれらの掃除をすることも大切です。
空き家の庭に木があれば、落ち葉やゴミなども拾っておきましょう。
家の外側は近隣住民へ影響が及ぶ場合もあるので、特に気を付けて定期的に掃除をする必要があります。
相続した家を空き家状態で放置するデメリット
このように空き家の管理には手間や労力がかかりますが、管理せずに放置した場合にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
●不動産価値が低下するリスクがある
まず、空き家状態で放置すると建物の老朽化が進むため、不動産価値が低下するリスクがあります。
不動産価値の低下は今後売却の予定がある場合に大きなデメリットとなります。
●特定空き家に認定されるリスクがある
空き家を放置していると、倒壊の恐れや衛生上好ましくない場合、行政によって「特定空き家」に認定されるリスクがあるというデメリットがあります。
特定空き家に認定されると、最終的には行政代執行によって強制撤去され、費用は所有者に請求されることになります。
●所有者責任を問われるリスクがある
相続したまま放置していた空き家で万が一ブロック塀や建物の倒壊が起きた場合、所有者責任を問われてしまいます。
空き家の一部で他人にけがをさせてしまった場合には、豪雨など自然災害によるものであっても責任を取らなければならないのは大きなデメリットです。
相続した家を空き家状態にしないための解決策は?
空き家を自分で管理するのも大変ですし、管理会社へ依頼すると費用が発生します。
管理ができない場合に相続した家を空き家状態にしないためには、次のような解決策があります。
解体して更地にする
空き家を解体して更地にすると、解体費用や固定資産税の負担が増えますが、建物の手入れをする手間がなくなり放火や倒壊のリスクもなくなります。
譲渡する
第三者へ譲渡してしまえば管理の手間やリスク、固定資産税などもかかりません。
売却する
売却すれば管理の手間や費用もかからずあらゆるリスクも避けられ、現金化できます。
まとめ
相続した家が空き家となっているケースは増加しており、社会問題にもなっています。
適切に管理ができない場合は、解体や売却などの解決策を検討することをおすすめします。
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