空き家は高齢化と少子化の影響で増えており、空き家が売却できないや相続できないと困っている方も多いです。
そんな空き家対策として家族信託制度は、空き家になってしまう前の対策としては有効です。
今回の記事で空き家の原因に触れ、家族信託制度についてや活用するメリットをご紹介していきます。
空き家になる原因とは?
所有者の高齢化が原因の1つです。
今は親と子の同居が減り、親が単身で住むことが多くなります。
単身で住んでいた親が、入院や老人施設への入居に伴って空き家となってしまうのです。
空き家のもう1つの原因して、相続が出来ずに空き家になるケースです。
●相続する方がいない
●相続する方が決まらない
●相続したが、遠方にもう家がある
相続が上手くいかず長期化してしまうのも空き家の原因になってしまいます。
また所有者が認知症などで意思能力の低下すると売買契約しても無効になり、これも空き家の原因になります。
空き家対策の家族信託制度とは?
家族のための財産管理制度です。
まず信託とは、財産も持つ委託者が信用できる受託者に財産を託し、管理や処分などを任せます。
委託者は託した財産から発生する収益を受け取る受益者を決めておくのです。
家族信託とは委託者が親で受託者、受益者が子どもなど家族間でおこなうことをいいます。
空き家対策を家族信託でおこなうメリットとは?
空き家の相続のメリットはいくつかあります。
自益信託にすると贈与税が発生しない
自益信託とは委託者が受益者を兼ねる信託のことです。
親を委託者と受益者にすることで、贈与に関与しなくなり贈与税は発生しなくなります。
空き家を受託者の判断で処分など対応が可能
委託者が認知症や急な入院で空き家になった際、家族信託によって受託者が処分をおこなっても良いのです。
委任者の判断の応力の低下で資産の凍結を防ぐことにつながります。
処分ではなく売却できるなど家族信託の際に、契約の内容を事前に決めておくことでスムーズな対応ができます。
数世代先まで財産承継が可能になる
家族信託のメリットは、遺言とは違い数世代先を指定して財産承継することが出来ます。
仮に本人が亡くなり、遺産を引き継いだ方に意思決定の能力がない場合に困ってしまいます。
家族信託により、財産管理が任せられる方の元に行き空き家になることが防げられるのです。
まとめ
高齢化や認知症による認知能力低下、相続が原因で空き家になってしまうケースがあります。
そんな空き家対策として、家族信託制度があり事前におこなうことは大きなメリットになります。
空き家は本人も家族も関わる問題になるので後の世代を考えて、家族信託を検討してみましょう。
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