土地を相続する際、分割方法が難しいことからトラブルに発展するケースが多くあります。
親の遺産は基本的に平等に分割することが前提ですが、土地を平等に分けることは難しいため、トラブルになりやすいのです。
今回は、土地を相続する際におこるトラブルや、解決策についてご紹介していきます。
相続した土地を平等に分割する場合のトラブル
土地を相続する際に、同じ価格の土地が複数あればいいのですが、価格が異なる複数の土地や、1つの土地しかないと、平等に分割できません。
誰も住んでいない土地の場合、土地を換金して分割する換価分割が良いでしょう。
現金化することで、平等に分けられます。
土地を相続した方が代償金を支払う代償分割という方法もあります。
この方法は相続した土地に相続人のうちの1人が住んでいる場合や、資金に余裕がある場合に有効です。
しかし、代償金の算出方法でトラブルに発展する可能性もあるため注意しましょう。
どちらの方法も難しい場合は土地を分筆して現物分割する方法もあります。
1つの土地を複数に分ける方法なので、分筆後も利用できる広さがある土地でなければ使えません。
狭い土地を分筆すると、場所によって価値が異なったり、狭くて利用できなくなったりするため、平等に分割できません。
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土地の相続登記をしないことで発生するトラブル
土地を相続する際は、名義変更のため相続登記をおこないますが、土地の名義が親ではなく祖父母のままだったということもあります。
その場合、遡って名義変更をおこないます。
遺産を相続して分割するには、遺産分割協議によってどのように分割したか示す遺産分割協議書が必要です。
遡って変更をおこなう場合には、祖父の相続時、親の相続時それぞれの遺産分割協議書を準備する必要があります。
過去の書類を準備する際に、名義人が複数名いる場合、全員の署名や印鑑証明などが必要となり、準備に時間がかかるため注意が必要です。
相続する土地がある場合には、事前に確認しておきましょう。
また、相続登記は2024年4月から義務化されるため、手続きは忘れずにおこないましょう。
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土地を相続した際の相続税を誰が負担するかで発生するトラブル
相続財産の価値が3,000万円+(相続した人数×600万円)の基礎控除額を超える場合には、相続税が発生します。
相続税は10か月以内に現金での納付が必要です。
しかし、土地を相続した場合、現金が手元になく相続税が支払えないというトラブルが多く起こっています。
土地のみ相続し、現金などがなければ支払いが出来ないのです。
事前に保険金や退職金、貯蓄など現金の準備をしておくと良いでしょう。
また、誰が相続するのか、誰が相続税を負担するのか、事前に親や兄弟と話し合うことも大切です。
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まとめ
この記事では、土地を相続する際におこるトラブルや、解決策についてご紹介してきました。
土地を複数人で相続する場合には平等に分割することは難しいため、トラブルに発展するケースが少なくありません。
どのような分割方法が適しているか、事前に話し合いをおこなうと良いでしょう。
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